保険 アリコ

moon in the noon

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no
目いっぱいになって、ふと思う。
またいろんなもん、ためこんじまったなって。

私は no と言えない。
どんな時でも、どんな状況でも
いろんなものを、受け入れようとする。
からだが悲鳴をあげても、こころが擦り切れても。

母は言う、この子はほんと手がかからなかったと。
あのね、お母さん、それは違うの。
私は、手がかからない子でいただけなの。
ほんとは、
ゆみちゃんが持ってたみたいなお人形が欲しかったし
ピンクのフリルの服なんて、着たくなかった。
お熱が出たって、お外であそんでみたかったし。
漫画も読みたかった。ゲームもしたかった。
テレビも見たかったし、お受験なんて受けたくなかった。
コーラも飲みたかったし、露天の真っ赤な杏子飴も食べてみたかった。

でもね、言っても聞いてくれないって思ってた。
いつからか、いろんなものをあきらめてた。

学校が好きだった。先生が誉めてくれるから。
テストでいい点数をとると、先生は誉めてくれた。
いじめられようが、無視されようが、上履きがなくなろうが
別にそんなの、どうでもよかった。
私が認めてもらえるのは、学校しかなかった。

子供の頃 no と言うのは、自分の存在自体が危ぶまれることに思えた。
両親は厳格だった。私は家にいるとき、とても緊張していた。
言うことをきかない弟が体罰を与えられているのを見て、こうなりたくないって思った。
テストの点が悪いと、夕食を前にして、ずいぶん長い時間怒られてた。
どんなに手のこんだ食事をだされても、砂を噛むようだった。

子供の頃の夢は、とにかく家を出ることだった。
こんな家を出れば、自分はかわると思ってた。

でも・・・私は、なにもかわらなかった。
もう誰にも気をつかわなくていいはずなのに、いつも誰かに見捨てられることを恐れた。
会社の上司。お客。友達。彼氏・・・すべてのあらゆる人に・・・
相手が望むように形をかえ、身を砕くように接した。

なんで「嫌」だって言えないの?
なんで「やめて」って言えないの?

その矛先は、自分に向かった。
自分に向けた刃は、自分にしかコントロールできない。

私はいつも塞ぎこみ、心の平穏が訪れるまで、ひざを抱えて蹲ってた。

そしてまた・・・涼しい顔で、平気な顔で、何事もなかった顔で、歩き出した。
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